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銀杏並木の続き [雑感]

一週間後の東大の銀杏並木。
葉は大分おちて、路上に散っていた。
例年なら、もっと厚い絨毯のようになるのだが、
今年はギンナンの匂いもなく、道路の石畳が見えている。
今年はこれで終わりだろうか。
下の画像はクリックすると大きな写真が見られます。
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最後の画像だけは、5時半過ぎて暗くなって街灯が付いてからの画像です。
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東大の銀杏並木は [雑感]

毎年のことだけれど、いつみても素晴らしい。
毎年金曜日に訪れているので、一番の見頃を逃しているかも知れない。
今回も、まだもう少し緑が残っている。
紅葉は秋、と言うけれど、もう冬になりかけているのに、銀杏が完全に色づくのはもう少し先かも知れない。
そして、そのあとは、道がふかふかのゴールドの絨毯を敷いたようになる。
この紅葉があるから、秋は一番感慨深い季節になる。

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真宗綜合研究所チベット研究班のメルマガ [チベット]

 大谷大学附属の真宗綜合研究所の研究組織の一つに、チベット研究班というのがあります。正式には「西蔵文献研究班」ですが、少々いかめしいので、「チベット研究班」と言っておきましょう。

 AppleのMacOSXに採用されているユニコード・チベット文字システムもここで開発しています。これのおかげでMacではとても快適にチベット文字が使えます。その話はまた別の機会にするとして、その他に、チベット語文献の入力プロジェクトをやっています。また北京版目録のオンライン検索もやってます。内外の研究者を招聘して公開講演会もやっています。講読会もしていますが、これはあまりアナウンスされていません。

 それに今度、若手の研究者を中心とした公開研究会を月に一回程度開催することにしました。この話は、先日のパネル「チベット仏教研究の可能性を探る」でもしました。

 そういう諸々の活動について、最新のアナウンスをするために、研究班ではメールマガジンを発行することにしました。一応、月一くらいの予定で、ただ研究会の予定などがありますので、不定期に発行します。近隣の方も、また遠方の方でも、関心のある人は、登録してください。こちらに案内があります

 ちなみにまだプログラムは確定していませんが、10月14日に第一回目の公開研究会を開催する予定です。あくまで予定ですので、確定次第メルマガで告知します。
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パネル終了 [チベット]

印仏研でのパネル「チベット仏教研究の可能性を探る」が終わりました。来ていただいた方、発表して下さった諸先生、ありがとうございました。

パネルのサイトで感想を募集していますので、是非書き込みをしてください。

また発表の資料や音声データ、写真なども順次公開していく予定ですので、是非アクセスしてみてください。
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パネル「チベット仏教研究の可能性を探る」の聞き所 [チベット]

 印度学仏教学会も1週間後に迫ってきました。僕は研究発表とパネルの司会とがあるので、準備で忙しくしています。

 さて、パネルの方ですが、聞き所というか、実際、どういう意図で企画したのかということについて、非公式に書いておこうと思います。

 僕の話は、まあ、総括と言いますか、問題提起のつもりでしたが、他の先生方の話の内容との兼ね合いで、別の視点を提供しようと思います。それは「教育」あるいは「後継者の育成」といったようなことです。つまり、これからチベット仏教を研究する若い学生や研究者に、チベット仏教研究の難しさと、ではどうしたらいいかを提案するつもりです。

 次の根本先生と吉水先生は、顕教とくにゲルク派の中観や論理学研究の専門家です。根本先生は、2年間インドに留学して、ゴマン寺で直接ゲシェ・ハランパに教えを受けてきた研究者です。大学ではもちろん、インド仏教論理学の文献学的な教育も受けています。実際にチベット人に教えてもらった経験から、ツォンカパ研究や論理学研究についての考えを披瀝してもらおうと思います。

 吉水先生は、僕と同世代で長くチベット研究に従事されてきました。最初、仏教論理学研究のセンターでもあるウィーン大学のシュタインケルナー教授のもとに留学し、そこで博士論文も出して学位を取得されました。その後も、ウィーン大学のみならず世界各国のチベット仏教研究者との交流を通じて、文献学的な研究を続けておられます。従来は失われたとも思われていたゲルク派の前身カダム派の古い全集が大量に出版されました。それの紹介と、それを使った研究の方向性についてお話いただけると思います。

 次の安田先生と平岡先生の専門は密教です。安田先生は日本では珍しいニンマ派の研究をされています。まだ若い研究者ですが、日本のチベット学を牽引してきた京都大学の御牧先生のもとで基礎を学び、そのあとドイツのミュンヘン大学に留学されました。ニンマ派の研究についての文献学的な研究をされているわけですが、ご存じのようにニンマ派ないしは密教の研究は、文献の読解だけでは分からないこともあります。その辺のディレンマについて、ご自身の研究スタンスも含めてお話いただければと思います。

 最後の平岡先生は、チベット密教総本山のギュメ寺に2年留学し、そこの傑出した学僧ガワン・ロサン先生(顕教のゲシェであるだけでなく、密教のゲシェでもあり、ギュメ寺の僧院長も勤められた)にずっと師事して教えを受けています。行も実際に行っていると同時に、チベットの最高の知性の指導のもと秘密集会タントラのゲルク派の解釈について研鑽を積んでいます。密教研究のあり方を、実体験を踏まえて提言していただけるものと思います。ビデオも見せていただけるそうです。
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印仏研パネル「チベット仏教研究の可能性を探る」のサイト [チベット]

 9月8日・9日に開催される日本印度学仏教学会で開かれるパネル「チベット仏教研究の可能性を探る」のサイトを別に立ち上げました。

 各発表者の発表要旨も公開しています。是非ご覧下さい。また、お知り合いの方にご紹介いただければと思います。
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チベット仏教研究の大学院生求む [チベット]

 僕は今年度から大谷大学の大学院の国際文化学科でチベット関係のゼミを担当しています。チベット仏教の講読などは授業とは関係無しに続けていたのですが、その他にゼミを担当するようになりました。まあ、授業があるかないかは本当はどうでもいいことで、僕のところでチベット仏教を勉強したいと思う人がいれば、所属などは関係ないのですが、世の中、そう純粋に事は運びません。

 やはり正式な授業で担当できることは、とても重要なことで、学生の側からしても、他に所属の指導の先生がいるのとは違って覚悟ができてきます。

 そこで、これからことある毎に、大学院生の募集をしたいと思います。修士課程でも博士課程でも結構です。今ですと、修士課程の秋季試験があります。

 僕の持論では、チベット仏教で一人前の研究者になるのには5年かかると考えています。基礎を学び、読解力を身に付け、テキストを探し、テーマを探し、論文を書けるようになるには、やはり5年が必要です。その覚悟は必要ですが、現在、最初からチベット仏教を大学院で手取り足取り指導してくれるところは決して多くはありません。ですので、勉強したい、研究したいという方は、是非、大谷大学の大学院も一つの選択肢にして下さい。あるいは僕の所で学びたいという方、是非、大谷大学の大学院に来て下さい。

 大谷大学には真宗綜合研究所という研究機関があり、そこにチベット文献研究班が組織されています。メンバーは少ないのですが、その分小回りが利きます。ここには現在週一でチベット人の元ゲシェ・ハランパ(最高位の博士号)の方が来ています(来年度は未定)。分からないことはいろいろと教えてもらえます。また、研究班でのチベット関係のアルバイトも可能です。

 社会人の方や、リタイアされてチベットを勉強してみたいという方も歓迎します。大学院社会人入試という制度もありますので、ご確認下さい。

 今回も宣伝でした。
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チベット仏教の学び方 [チベット]

 少し古い話になりますが、今年の6月26日に、大谷大学で行われた親鸞聖人御命日勤行の式典で講話をしました。この行事は毎年親鸞聖人の命日28日前後に月一で行われています。その式典で大学の教員が持ち回りで講話をします。今回は僕が担当でした。聞きに来る人は、真宗系や仏教系の学生、教員、一般の方なので、ここは一つ仏教を勉強するにはチベット仏教を学ぶのが一番ですよ、という宣伝のつもりで「チベット仏教の学び方」というタイトルにしました。

 要するに、チベット仏教はインド仏教の最も正当な後継者で、しかもそれを論理的体系的に整理し、その伝統を今にまで伝えるものなので、仏教、特に大乗仏教の精神を学ぶには最適ですよ、そのためにはこういう風に勉強するのがいいですよ、というような内容です。

 この前の「チベット仏教研究の可能性を探る」というパネルも、同じようにチベット仏教を学んで欲しいという思い(ただし、対象は違いますが)が元になっています。

 講話の録音データと、配布資料(プレゼン書類のPDF)と、話の中で言及したツォンカパのラムリム小論からの引用のPDFを公開しています。他にも、今年の前期、大学でやったラムリム小論の講義の録音データも公開していますので、よかったらどうぞ。→「チベット文献講読会
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チベット仏教研究の可能性を探る [チベット]

 久しぶりの更新です。宣伝したいことが出てきました。

 9月8日・9日と大谷大学で印度学仏教学会第60回学術大会が開かれます。その中でチベット関係のパネルをやります。題して「チベット仏教研究の可能性を探る」です。時間は、9日13時30分〜16時、大谷大学の1号館2階1204番教室です。同時にもっと人気のありそうなパネル(梵文写本研究の現状と課題)がありますので、チベット仏教研究に関心のある人にできるだけ来て欲しいと思います。

 以下、パネルを申し込んだときの「発表内容、企画の要約と意義」を転載します(手抜きですみません。別に特設サイトを作成しました。詳細はそちらをご覧下さい。)

 最近のチベット仏教研究は、大きく様変わりをしてきた。チベット人僧侶の海外における布教、チベット仏教文献の大量の出版、インド仏教研究の延長ではないチベット仏教プロパーの研究の進展など、1980年代までの研究とは全く別物と言ってもいいほどである。

 しかし、次々に刊行される膨大な文献に比して、チベット仏教研究の成果は必ずしも豊富とは言えない。まだまだ未開拓の分野、領域、テーマばかりが山積みである。膨大なチベット仏教文献の大分部には手も付けられていない。なぜ研究の裾野が広がらないかを考えるとき、そこにチベット仏教研究の方法論的な難しさが浮かび上がってくるように思われる。

 現在、日本で活発にチベット仏教を研究している、あるいは研究することが期待されている先生方に、それぞれの研究の方法論、スタンス、そして今後のチベット仏教研究を志す若い研究者への提言などを報告いただき、それに基づいて、方法論的な問題についての意見交換および議論をしていただき、今後、チベット仏教研究をどのように進めていったらいいのか、その可能性を様々な角度から検討したいと思う。

 特に、世界のチベット仏教研究の動向に比して、日本における研究者の層は薄いとも思われる。なぜ、日本のチベット研究が盛んにならないのか、そしてどうしたらいいのか、その原因と解決策についても探りたい。



パネリストと、その発表タイトルは次の通り。

(1) 福田洋一「チベット仏教のためにできること」
(2) 根本裕史「ツォンカパ研究の方法論的展望」
(3) 吉水千鶴子「新出カダム派文献研究とチベット仏教思想史の再構築」
(4) 安田章紀「ニンマ派研究の現状と展望」
(5) 平岡宏一「チベット密教研究に関する方法論:ゲルク派ギュメ密教学堂での伝統的教授法を通じて」

発表の後、パネリスト同士でディスカッションというか、いろいろと雑談をしたいと思っています。もちろん、聞きに来ている人も自由に発言してもらって構いません。

タイトルだけ見ると固そうですが、何人かのパネリストとお話しして、チベット研究はどうしていったらいいのか、個人的な経験をもとに、論文に書けないようなことをざっくばらんに話してもらおうと思います。
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