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毎日練習 [ゼミ・教育]

 大学の授業は、一つ一つの科目が一週間に一度しかない。一回の授業が終わったら、一週間後にしか同じ授業はない。そして、その間に他の授業がいろいろ入ってくる。しかし、一週間も経ったら、前にやっていたことは大抵忘れてしまう。それは何も学生だけの問題ではない。教師も、前の週にどこまでやったかを、大抵忘れてしまっている。何をやったかを、ノートに書き留めてでもおかなければ、効率的に進められない。

 しかも、半年で12回程度しか授業がない。通年でも24回程度である。90分の授業を12回ないし24回で、何かを身に付けられると考えるのは虫が良すぎる。

 たとえば、何かスポーツ系のサークルに入っているとしよう。そこは大学間の競技会があり、それなりに上位に入るサークルだったとしよう。そのサークルに入って、毎週一回、90分の練習で済むと誰が考えるだろうか。そんなこと言ったら、先輩に怒鳴り飛ばされるだろう。

「何を考えているんだ。そんな甘ったれた態度なら、やめちまえ。」

スポーツ系サークルがどのくらい練習するか知らないが、週一90分でないことだけは確かだ。たとえば、一日おきに2時間以上の練習をするだろう。それは夏休みや春休みの間も続けられるだろう。試合が近づけば、毎日でも練習するだろう。そうでなければ、一人前の試合さえできないだろう。いえ、試合に出してももらえないだろう。

 しかし、授業はどうだろうか。そこまで打ち込むことはないだろう。それはどうしてだろうか。スポーツほどに難しくはないからだろうか。スポーツほどに楽しくないからだろうか。達成感がないからだろうか。

 まあ、理由はいろいろあるだろう。何もここで勉強についての根性論をぶとうというわけではない。ただ、少なくとも一週間に一度の授業では何も身に付かない、ということだけを頭にたたき込んでおいて欲しいのだ。逆に言えば、何かを身に付けたいとするならば、一週間に一回ではなく、サークルと同じように一日おきに取り組むように心がけてほしいのだ。

 少なくとも、一週間経って、マイナスにならない程度に、つまり現状を維持するために、毎日30分ずつでも練習問題をやってみることだ。これでその勉強の感触は一週間持続する。もちろん、これでは上達は見込めない。しかし、マイナスにはならない。

 上達するためには、時間を忘れて、打ち込む必要がある。そうできればいいが、大学でそれをやるのは、卒論の時くらいかもしれない。それまでは、取り敢えず打ち込まなくても、忘れないように維持する努力だけは、積み重ねて欲しい。いや、それは「努力」ではない。努力するようなことなら、おそらく挫折してしまう。おもしろいから毎日続けられる、そういう科目を一つでも多く見つけることだ。おもしろければ、毎日の30分の練習が待ち遠しくなる。

 それを続ければ、次第にその技術や知識が自分のものになって、自由に使いこなせるようになる。そうなったら、なおさらそれを勉強するのが楽しくなる。

 これは先生が学生に説教をたれているわけではない。僕自身も、勉強していることがある(今、Schemeというプログラミング言語を勉強しているし、学生の卒論のための勉強もしている)。それをやはり毎日、たゆまず続けていると段々、それが自分のものになってくる感触を味わえる。僕自身も毎日勉強しているのだ。みんなもがんばってほしい。


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コメント 2

Feronia

初めてコメントします。
SE失格者ですが、仕事で昔はCとかRPG(AS/400)を使っていました。今は、開発途上国の人たちと一緒に仕事します。彼らと一緒に仕事をして思うことは、彼らから私は学んでいるということ。それと彼らに負けないためにも自分が勉強し切磋琢磨しなければいけないことです。ありがとうございました。
by Feronia (2005-03-17 01:42) 

yfukuda

kaikaiさん、コメントありがとうございます。
そうですね。実は(学生には申し訳ないけど)一番勉強になっているのは、先生の方なんです。教えることで、より理解が深まります。それをどう学生に還元したらいいのか、難しいですが、いろいろ工夫したいと思ってます。
by yfukuda (2005-03-17 09:45) 

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